オスグッドシュラッター病

オスグッドシュラッター病とは

　オスグッドシュラッター病（Osgood-Schlatter disease）は、主に成長期の若年者に見られる膝の痛みを特徴とする疾患です。この病気は、膝の前面にある腱（大腿四頭筋腱）が脛骨（すねぼね）に付着する部分で炎症が起こることによって引き起こされます。

　オスグッドシュラッター病は通常、スポーツや活発な身体活動を行う若年者、特に成長期の青少年によく見られます。スポーツや運動をする際に膝を反復的に使うことが原因で、大腿四頭筋の腱が脛骨に負担をかけることが考えられます。

膝の痛み: 膝の前面に痛みや不快感が現れます。痛みは通常、活動時に特に顕著になります。例えば、スポーツをする際や階段を上り下りするときに痛みを感じることがあります。
腫れ: 膝周辺に腫れが生じることがあります。腫れは通常、炎症反応によるものです。
圧痛: 膝の前面、特に大腿四頭筋の腱が脛骨に付着する部分に圧痛が生じます。この部位を押すと痛みが強くなることがあります。
膝の可動域の制限: 痛みや腫れのため、膝の可動域が制限されることがあります。膝を伸ばしたり曲げたりする動作が不快に感じられることがあります。
膝の赤み: 重度の炎症がある場合、膝の周囲に赤みが生じることがあります。

成長期の影響: この病気は、成長期の若年者に特に見られます。成長期の若者は骨が急速に成長するため、筋肉や腱、骨が不均一な速度で成長することがあります。この結果、大腿四頭筋の腱と脛骨の接合部分に過度のストレスがかかりやすくなります。
スポーツや活動: 特にジャンプや走るような活動を含む、膝を強く使用するスポーツや活動に従事することが、オスグッドシュラッター病のリスクを増加させます。これらの活動によって大腿四頭筋の腱に反復的なストレスがかかり、脛骨に付着する部位が炎症を起こす可能性が高まります。
筋力の不均衡: 大腿四頭筋と膝の他の筋肉群の間の筋力の不均衡や筋力不足も、オスグッドシュラッター病の発症に関与する可能性があります。例えば、大腿四頭筋が他の筋肉よりも強すぎる場合、膝にかかる負担が増加し、症状が悪化する可能性があります。
姿勢や生活習慣: 不適切な姿勢（後方重心）や体の使い方、不適切な靴の使用なども、オスグッドシュラッター病のリスクを高める可能性があります。

安静: 症状を軽減するために、膝への負荷を軽減することが重要です。特に痛みが強い場合や炎症が進んでいる場合には、安静が推奨されます。スポーツや活動を制限することで、症状の悪化を防ぐことができます
リハビリテーション: 柔軟性や筋力を向上させるための適切なリハビリテーションプログラムが重要です。理学療法士やスポーツ医療の専門家が指導する運動プログラムを通じて、筋肉のバランスを取り、痛みを軽減するためのエクササイズを行います。
サポーター固定: 必要に応じて、膝をサポートするための装具やテーピングが役立つ場合があります。適切なサポートを提供することで、症状の管理が改善されることがあります。
活動の変更: 活動やスポーツの方法を変更することで、膝への負担を軽減することができます。例えば、ジャンプや走るような高負荷の活動を制限し、低負荷の活動に切り替えることが推奨されます。

名古屋市中村区にある加納接骨院では、以下のようなポイントを守り、オスグッドシュラッター病の施術を行います。

施術前の検査で原因を特定します

　当院では施術前にエコーや複数の検査を行い、オスグッドシュラッター病を確認していきます。
必要に応じ、提携先の医療機関での検査をご案内することもあります。
原因を確かめるため、カウンセリングも入念にしております。
オスグッドシュラッター病を早期に修復する最新医療機器

　オスグッドシュラッター病は骨折治療に準じて治療を進めていきます。最新の骨折治療機器、LIPUSを導入しております。音圧効果により骨端症部部の修復を促進し、約40％治療期間を短縮することができます。
スポーツ復帰までしっかりサポート

　痛みの強い急性期にはスポーツ制限と固定を行います。その間は身体の硬い箇所などのストレッチを重点的に行います。痛みが良くなってきたらスポーツ特性に合わせたアスレチックリハビリテーションを行いスポーツ復帰まで全力でサポートさせて頂きます。
プロアスリートも使用しているインソール治療

足部の機能を向上させ膝にかかる負担を軽減させます。
プロアスリートも使用しているインソールです。