腱板損傷
- 肩が挙げれない
- 夜中に肩が痛くて寝られない
- 肩に力が入りづらい
- 腕を支えれば挙がるが、自力では挙がらない
- 肩に違和感がある
腱板損傷とは
腱板損傷は、肩関節の周囲にある腱板(回旋筋腱板、肩甲骨と上腕骨の間にある四つの筋)に生じた損傷のことを指します。
原因
- 外傷: 肩関節への急激な外傷や衝撃が、腱板を損傷する原因となります。例えば、スポーツ中の転倒や衝突、交通事故などがこれに該当します。
- 過度な使用: 肩関節や腕の過度な使用、特に同じ動作を繰り返すことが、腱板に負担をかけ、損傷を引き起こすことがあります。例えば、テニス、バレーボール、野球などのスポーツや、重い物を持ち上げたり運んだりする作業が挙げられます。
- 加齢: 加齢に伴い、腱は柔軟性や強度を失い、脆弱になります。このため、加齢による腱の変性や劣化が腱板損傷の原因となることがあります。
- 先天的要因: 腱板は個人差があり、柔軟性や強度に遺伝的な要因が影響することがあります。先天的な腱板の形状や構造が、損傷のリスクを増加させることがあります。
症状
- 肩の痛み: 肩の上部や側面、特に動かすときに痛みを感じることがあります。痛みはしばしば腕を動かす際に増強されることがあります。
- 弱さ: 腱板が損傷していると、肩の力が弱まり、持ち上げたり動かしたりする際の力が減少することがあります。
- 可動域の制限: 肩の可動域が制限されることがあります。腕を上げたり後ろに引いたりする動作が困難になることがあります。
- 肩関節の不安定感: 肩の安定性が低下し、肩関節が不安定に感じることがあります。特に肩を使う活動や特定の動作を行う際に感じられることがあります。
- 炎症: 腱板の損傷により、周囲の組織に炎症が生じることがあります。炎症により、肩の腫れや赤みが生じることがあります。
- 夜間の痛み: 肩の痛みが特に夜間に強くなることがあります。寝返りを打つときや特定の姿勢で寝ているときに痛みを感じることがあります。
名古屋市中村区にある加納接骨院では、腱板損傷に対し、以下のポイントを守っております。
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施術前の検査で原因を特定します
当院では施術前にエコーや整形外科的な徒手検査を行い、四十肩・五十肩などとの鑑別をしていきます。
必要に応じ、提携先の医療機関での検査をご案内することもあります。
原因を確かめるため、カウンセリングも入念にしております。
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状態に合わせた施術です
手技と電気療法を組み合わせた施術を行います。
『ハイボルト』『マイクロカレント』や超音波施術機器など症状に合わせた電気療法を行い、治癒を早め、手技で不快な症状を緩めていきます。
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裂けた筋肉の断端を寄せる
外傷直後で腕が挙がらない場合、腕を吊って裂けた棘下筋の断端を寄せることにより、痛みを早期に軽減させ、長期化を防ぐことができます。固定には一定の角度がありますので、状態を見て行います。
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セルフケアや日常生活での注意点も詳しくお伝えします
症状から早く回復するには、急性期は患部を動かさない、些細な動きでも注意するなど、日常生活での意識が必要です。
そこで当接骨院では、急性期や慢性期、回復期に合わせた患部の動かし方を細かくお伝えします。
普段から体の使い方に気をつけると症状緩和がスムーズになりますので、ぜひお役立てください。